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Case study 事例紹介

世界的ブランドのゴディバと
山口県の岩国れんこんによる新スイーツ!

#新プロダクト共創

この事例の担当者

※所属・役職は取材時点の情報

  • 新井光の写真

    新井光

    株式会社イージーメディア
    株式会社テレビ東京ダイレクト

    テレビ番組制作会社のAPを経て独立。テレビ東京グループではWEB黎明期から番組公式WEBサイトやケータイコンテンツ制作受託にてキャリアをスタートし、「厳選いい宿」での旅事業への参画をきっかけに、2017年から地域創生事業を手掛ける。長野県伊那市、岩手県八幡平市、山口県岩国市との包括連携協定に基づくシティプロモーションや地域活性事業のプロジェクトマネジメントを担務。

パートナー企業・自治体ご担当者さま

  • 阿部邦昭の写真

    阿部邦昭

    ゴディバ ジャパン株式会社(※)
    執行役員 Ecom and Emerging Business本部長
    ※以下、ゴディバ

  • 有田一之の写真

    有田一之

    岩国市
    産業振興部シティプロモーション課

目次

  • シティプロモーション強化を目的に、岩国市はテレビ東京ダイレクトと包括連携協定を締結していた。
  • ゴディバが、テレビ東京のビジネス共創の取り組みに興味を持ち、「テレ東と」の問い合わせフォームを利用してコンタクトした。
  • テレビ東京ダイレクトが両者を引き合わせ、岩国市のお土産ブランド「つまんでちょんまげ」初となるコラボ商品の開発が始まった。

  • 素材選びの結果、「岩国れんこん」とチョコレートという前例のない組み合わせにたどり着いた。
  • 開発プロセス全体を「田村淳のTaMaRiBa」と「いいね!じゃぱん」で追いかけ、エンタメとして発信した。
  • 「岩国れんこんチップス チョコレート」として2026年3月に発売した。

  • 山口・広島先行発売直後から地元で品切れが続出。隣の広島市でも在庫がなくなるほどの反響に。
  • テレビ・新聞・インターネットニュースが相次いで取り上げ、想定を超えるメディア露出を獲得した。

経緯

世界的チョコレートブランドと
山口の地方都市・岩国市を「テレ東と」がつなぐ

有田:

2023年4月より、岩国市はテレビ東京ダイレクトさんと包括連携協定を結んでいます。人口減少と若い世代の都市部への流出という課題を抱える中で、首都圏の方に岩国市を知ってもらい、観光で足を運んでいただくような施策を強化したいと考えています。テレビ東京グループさんのネームバリューと発信力に期待しています。

阿部:

今回のコラボレーションは、私たちゴディバからの問い合わせで始まりました。2023年末に、「テレ東と」の広告を偶然見かけたんです。当社のオフィスとテレビ東京さんは同じビルに入っている会社同士でもあり、『まずは話を聞いてみよう』とフォームからエントリーしました。私は新規事業を担当し、「GODIVA Marché」と題して、各地域の皆さまと商品開発の取り組みをしています。話を伺ったら、我々がやりたいこととテレ東ダイレクトさんの取り組みのマッチ度が非常に高くて。そのままスムーズに進んでいきましたね。

ゴディバでも5年ほど前から、日本の各地域との取り組みを積極的に進めています。実はゴディバ ジャパンの代表取締役社長であるジェローム・シュシャンは、フランス人ながら日本の文化に造詣が深く、弓道の錬士五段を持つほどです。日本が大好きなジェロームの思いが、取り組みの根底にあると言えます。

新井:

ゴディバさんと話をする中で、岩国市さんにすでにあったお土産ブランド「つまんでちょんまげ」とのコラボを思いつきました。岩国市は、「岩国五蔵」と呼ばれる五つの酒蔵(八百新酒造・酒井酒造・村重酒造・堀江酒場・獺祭)があって、「日本酒に合うおつまみ」とのコンセプトでオリジナル商品を開発されていました。

有田:

「つまんでちょんまげ」には、当時17商品のラインアップがありました。しかし、企業とのコラボ商品を作るのは初めてでした。しかも、相手がゴディバさんと聞いた時は、まさかとの思いでした。同時に、岩国市の魅力を発信する大きな機会だとも感じました。

取り組み

れんこんにチョコレート!?
前例のない商品の開発プロセスも
コンテンツにして見せた

新井:

「岩国れんこんチップス チョコレート」開発にあたって、まず、ゴディバさんのチョコレートと組み合わせる岩国産品の候補を出しました。最初に挙がったのは「岸根栗(がんねぐり)」。日本最大級とも言われる希少な栗で、チョコレートとの相性は申し分ない。ただ、収量が安定しない上に価格も高く、継続的な商品化を考えると難しい点がありました。そこで、れんこんが目に留まりました。

岩国市は全国有数のれんこんの産地で、供給が安定しています。さらに、歴史は100年以上にもおよびます。岩国れんこんは、一般的なれんこんよりも穴の数が多く、9つの穴を持つことで知られています。9つの穴が、岩国領の吉川(きっかわ)家の家紋「九曜紋(くようもん)」と重なることから、贈答品として用いるなど岩国市では縁起物として大切にされてきました。

さまざまなチョコレートがけのお菓子がありますが、れんこんにかけた例は少なくとも私は聞いたことがなかったですし、れんこんにかけるとヘルシーさも表現できます。これは面白いと確信しました。

阿部:

れんこんのアイデアには驚きました。ゴディバも100周年という節目のタイミングだったので、岩国れんこんの歴史にも惹かれたんです。チョコレートをかける商品はいろいろな形でつくってきましたが、れんこんは初。チャレンジングな組み合わせだと正直思いましたが、実際に製品化できる形に仕上がってきたときには、美味しいものができ上がり、本当によかったと感じましたね。

新井:

さらに、ただ商品を作って終わりにするつもりはなく、開発のプロセス自体をコンテンツにしようと考えました。「田村淳のTaMaRiBa」(テレビ東京)と「いいね!じゃぱん」(BSテレ東)の2番組で継続的に発信しました。 TaMaRiBaのスタジオ収録では、試作品ができる前の段階で、素のれんこんチップスとチョコレートを口の中で一緒に合わせてみる検証をしてみたのですが、出演者で「岩国日本酒プロジェクト」メンバーの橘ケンチさん(EXILE)が「うん、いけるかも」と言ってくださったのも後押しになりました。

次にチョコレートの種類を絞り込むため、ダーク・ミルク・ホワイトの3種類による試作品を、東京と岩国錦帯橋空港でのイベントで一般のお客さまに実際に食べてもらいました。どれが好きかシールを貼って投票をお願いしたところ、結果は3種類がほぼ同数。ゴディバさんのシェフの方に結果を見せて、判断していただいた。素材選びから試食投票、シェフとの議論まで継続的に発信することで、視聴者と一緒に期待感を育てていけたと思っています。

有田:

当たり前に食べているれんこんが、こんな味わいになるんだと驚きました。2026年3月4日の記者発表には複数のメディアが取材に来てくださって、会場が盛り上がりましたね。

反響・効果

山口・広島の店頭で発売直後から在庫が消えた!
メディア露出も大成功

有田:

発売早々に、地元での品切れが続出したのには驚きました。市役所から一番近い岩国錦帯橋空港のお土産店にも置いていたのですが、買いに行ったところ、すでに在庫がなくなっていたんです。少し離れた観光ホテルに向かったら、そこもわずかしか残っていませんでした。プライベートで広島市のショッピングモールのゴディバ店舗に足を運んだときも完売していて、反響を実感しています。

阿部:

メディア露出が非常に大きく、認知が一気に高まって、地域のお客さまの心に強く刺さったように思います。全国展開を始めていますが、山口・広島の在庫が足りないため、そちらの優先度を上げる対応を検討しているほどです。この結果を受けて、ぜひ第2・3弾と展開していきたいと考えています。

新井:

売り切れ続出と聞いていますので、完売した暁には、次は別の組み合わせを考えるのか、増産して年中置いてもらえるレギュラー商品を目指すのか、ゴディバさん・岩国市さんと一緒に考えて、新たなチャレンジができたら素敵だなと思っております。

有田:

今回は初めてのことで、自分たちがどう関わればいいのか、手探りの部分もありました。それでも、一度こうして一緒に形にできました。もし次があれば、自分たちにできることをもっと積極的に持ち寄って、一緒に盛り上げていきたいと思っています。

テレビ東京グループさんとご一緒して気づいたのは、情報発信力だけではないということです。ゴディバさんをつないでいただいたり、テレビ制作から培ってきたノウハウや企画力を持ち込んでいただいたりと、一緒に仕事をしてみて初めてわかった強みがたくさんありました。

テレ東と だからできること

商品開発からエンタメ発信まで。
テレ東ならではの設計力が、地域産品を全国へ

新井:

テレビ東京グループとして関わる以上、ただ引き合わせするだけでは意味がないと常に考えています。ゴールを描いて逆算し、相性を見極め、これが番組になるとしたらどういう構成になるかを同時に考えながら動く。商品化→番組での継続発信→全国発売という流れを設計できたのは、“テレビ東京グループ”ならではだったと思います。

ゴディバさんのような世界的なブランドと、岩国れんこんという江戸時代から続く地域の産品。普通に考えたら結びつかないような組み合わせですが、振り返ってみると、なるべくしてなったプロジェクトだと感じています。日本酒の文化を持つ岩国市、日本の地域とその良さを活かした商品を一緒に開発したいゴディバ、そしてそれらをエンタメとして発信できるテレ東。それぞれのピースが最初からはまっていたんですよね。まさに「テレ東と」がハブでありエンジンとして機能した事例だったと感じております。

規模や業種は関係ありません。地域の宝と面白い掛け算を探している方は、まずは気軽に「テレ東と」の窓口から声をかけていただきたいです。

「岩国れんこんチップス チョコレート」の好評を受けて、第2弾の発売も決定しました。
10月6日から全国販売します。

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